上の図は支笏湖岸からみた風不死岳（1,102.5m）です。「支笏湖周辺の山（北海道地図1997.09版）」によると撮影場所は国道453号展望台とあります。海抜350m（支笏湖の水面海抜は248mですから湖岸から100m上ですね）からの眺望です。この位置からだと例の樽前山はちょうどこの風不死岳の後方に隠れています。

　撮影日時は2002.05.15　18:20です。終業後にちょっと寄ってみました。支笏湖（温泉）は千歳市内から１本道、そのまま湖岸を走ってこの展望台まで約35キロ、おおよそ45分でこれます。最近は日没が18時過ぎですので来る途中は西日が眩しかったです。しかも平日ですから道道支笏湖公園線はがらがらです。市内から支笏湖岸にきた時は山に日が落ちる時間でした。もっとも山の陰に入るだけで空はまだまだ明るかったです。風不死岳から左に視線を移すと山の稜線の先に紋別岳の無線中継局も見えます。この時間だと湖岸に日は照っていませんが山の中腹以上にはまだ日が当たってます。紋別岳方面を撮影する場合湖面に露出をあわせると山が白く飛んでしまい、山に露出を合わせると中腹以下が真っ黒になってしまいます。実は風不死岳の撮影はこの妥協の産物…。

　その紋別岳方面はこの様に見えます。



山の半分くらいにくっきりと露出の差が出てます。画面奥の方が千歳市内方面。国道453号は湖畔を縫うように走っています（カーブ多し）。30キロの速度制限標識が見えますが、この先がヘアピンになってます。時折車が通過していきますがそれ以外の時は鳥の囀りが聞こえる、「静かな湖畔」を地で行く様な場所でした。


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