昨年、京都に行った際に盂蘭盆会の魂送りである五山の送り火のうち、東山・大文字山の「大」を見て来ました。8月16日に行われるこの行事、2008年は土曜日でしたのでこれ見て市内に１泊して翌日帰京ができました。2009年は日曜日となりちょっと日程合わずとなってしまいましたが、2009年の夏休み最終日にPCのデータ整理の最中に昨年の撮影データが出て来ましたのでちょうど１年前の記憶を辿ってみました。

　左図は前日の、「大」灯火約32時間前の様子です。左京区銀閣寺町あたりからの遠景になります。麓では護摩木の志納が行われていました。ここで志納した護摩木を含めたくさんの松割木が75基の火床で焚かれ夜空を焦がすことになります。

2008年8月15日　11時51分撮影

　左図は日が落ちた東山（大文字山）方の風景です。20時にここ大文字が灯火されますが現在灯火約45分前、現場では準備の真っ最中のことと思います。これを見ている場所は上京区にある京都御苑です。
2008年8月16日　19時16分撮影

　20時に先ず大文字が灯火されます。20時少し前からちょろちょろ見えていた光の点が20時を過ぎるとパッと横80ｍ・縦160ｍの大文字の格好に展開されます。５分も過ぎると赤々と夜空を焦がすように燃えていました。この大文字の灯火を皮切りに京都市内（盆地）を囲む様に順に妙、法、船形、左大文字、鳥居形が灯火されていきます。

2008年8月16日　20時05分撮影


初稿：2009.08.16

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